Havok製モバイル向けゲームエンジン「Project Anarchy」を動かしてみた
Intel傘下Havokの完全無料の3Dエンジンが供用を開始, Unityと並ぶ選択肢に | TechCrunch Japan
HavokがUnityに対抗してゲームエンジンの提供を始めたという事で、チュートリアルをやってみた。
Project Anarchyとは?
以下、公式より抜粋。
Project Anarchyはモバイル端末向けの総合的なゲームエンジンおよび最先端なツールセットです。 また、Project Anarchyユーザーの活発なゲームデベロッパーコミュニティがあり、www.projectanarchy.com/jpにて誰でも参加できます。 Project Anarchyには、iOS、Android、およびTizenプラットフォーム向けにゲームをリリースできる完全無償ライセンスが付いています。
無料なのに、なんだか凄そう(小並感)
Windowsで開発して、iOSでパブリッシュする時にMacを使うって感じなのか。
個人的にはVisual Studioが使い慣れているので歓迎ですが、若干の面倒臭さは感じますね。
とはいえ無料版でも部分的にソースコードを公開しているようなので、それを見るのも勉強になりそう。
あとUnityと違ってC++で書ける。
(C#でも書けるので、パフォーマンスと開発効率を天秤にかける感じかな)
とりあえずインストールしてみる。
インストール
Download | Project Anarchy
上記のページからインストーラを落とし、手順に従ってインストールを行う。
今回は以下の項目にチェックを入れてインストールした。
Windows
とりあえず動かしてみた
サンプルのソリューションをVS2010で起動。
\AnarchySDK\Workspace\Win32_VS2010_anarchy_DX9_C++\HavokVision_Samples_Win32_VS2010_anarchy_DX9_C++.sln
Totorial01DX9をスタートアッププロジェクトに設定して、ビルド→実行!
Error !
Unable to connect to vForge! Please ensure that vForge is running. (Please refer to the documentation for further information.)
ふむふむ。
vForgeってのを起動しておけばいいのね。
以下のディレクトリにあった。
\AnarchySDK\Bin\win32_vs2010_anarchy\dev_dll\DX9\vForge.exe
vForgeを起動して、再度実行!
動いた!
Tutorial01.cpp を見てみると、シーンの読み込みは以下のようになっている。
virtual void Init() HKV_OVERRIDE { LoadScene(VisAppLoadSettings("ViewerMap.vscene", ":havok_sdk/Data/Vision/Samples/Engine/Maps/ViewerMap")); }
ちなみにViewerMap.vsceneをvForgeで見てみると、
まだほとんど見れてないけど、デバッグ機能でリソースのリロードがあったので、VS2010で実行しつつ、vForgeで編集してリロード・確認って感じなのかな。
意外とさっくりサンプルの実行まではいけた。
年末年始と忙しいけど、もうちょっとじっくり見ていきたい。